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2010年4月26日、民主党 高井崇志衆議院議員が主催する朝食勉強会に参加しました。原口総務大臣と高井議員が日本の情報通信政策について熱く語りました。

開始5分前の7時55分に到着すると、会場のホテル「ルポール麹町」の一室「マーブル」は、紺のスーツをきっちり着込んだ、放送や通信、IT関係らしき40~50代のビジネスパーソンで席はすでにほぼ満席。半数以上は出された朝食をすでに食べ終わり、聞く体制万全という状態で、圧倒されました。参加者はざっと120名。

主催の高井議員も「(選挙区の)岡山で開催すると、5分前くらいから集まりだし、定刻を少し過ぎたくらいで席が埋まるのですが、東京の方の熱心さと、原口大臣の影響力の大きさに改めて驚きました」とコメントするほど。

情報通信で国際競争力を強化

まず高井議員が、3月に発足されたばかりの情報通信議員連盟について紹介しました。
もともと、総務省につとめていた高井議員は、NTTなどを担当しながら、情報通信の仕事に関わってきています。総務省を退職し、ITコンサルタントを経て、衆議院議員に。高井議員は、国会に400を超える議員連盟がある中、日本にとって非常に重要な「情報通信」をテーマにした議員連盟が存在しないことに危機感を抱きます。そこで、原口大臣や議員の有志とともに情報通信議員連盟を2010年3月に発足。現在114名もの議員が参加しています。

情報通信議員連盟では、(1)縦割り行政の打破などによる行政の効率化、(2)100兆円規模の市場の創出、(3)国家戦略としての競争力を強化することを目的に活動。マニフェスト「情報通信八策」に取り組む内容をまとめ、行動することを宣言しています。

例えば、情報通信特区は県をまたいだ広域で適用(現在よくみられる小さな町や村での適用は効果が小さい)、アメリカのように日本も2倍に情報通信への投資を増やすことで100兆円の市場規模を創出(現在日本の情報通信への投資は横ばい)、デジタル教科書の普及、オークション制度を含む電波の有効利用、情報通信を活用した二酸化炭素削減などなど、産業創出から教育、環境にわたります。参加した議員の、変えていきたい・良くしたいという熱い思いのこもった内容にまとまっています。5月に発表される、民主党のマニフェストにも内容が取り入れられる予定とのこと。

光の道構想で「依存と分配ではなく自立と創造へ」

原口総務大臣の講演テーマは「日本の情報通信の進むべき方向性」。

日本のGDPが現在の世界2位から2050年には8位に落ちるとのデータを紹介し、経済大国としての基盤を改めて固めるために、情報通信をさらに力を入れていくべきと強調しました。また、欧米やアジアなど諸外国の積極的なブロードバンドへの取り組みを紹介。日本も日本の生産性を高めるためにICTが不可欠として、2020年までにアクセス網の整備やユニバーサルサービスの見直し、ICT利用促進などをもりこんだ「光の道構想」を解説しました。ハンデキャップをICTで解消し、カウンセラーとして活躍している人の例をあげ、依存と分配ではなく自立と創造のための情報通信活用へ期待をよせました。

勉強会で話を伺っていると、日本は情報通信の先進国のようでいて、意外と国の中は整備が遅れている模様。(大臣室にネットワークのつながっていない古いPCが置いてあって驚いた、など)ただ、地道でかつダイナミックに動こうとしている若手の熱意のある議員の人たちにお会いすると(とはいえサンプルは3名なのですが・・・)、着実にかわっていきそうな気がします。

***

ちなみに、以前から気になっていた「ICT」という言葉。ITのほうが自然では?と思っていたのですが、実は政府の中でも「ICT」、「IT」、「情報通信」など言葉がゆれているとのこと。「情報通信議員連盟」は一番わかりやすい名称に落ち着いている感じがします。


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